ミニチュアダックスフンドと一緒に過ごすとなると、ついて回るのが『椎間板ヘルニア』です。
ここでは実際に椎間板ヘルニアと診断されるまでの症状と、手術してから後悔したことを書いています。
もし、同じような症状が少しでも見られたら、早めに病院に連れて行くことを強くおすすめします!
ダックスは「胴長短足」という腰に負担がかかりやすい体型をしているためヘルニアになりやすい犬種です。
椎間板ヘルニアと診断されるまでの症状(1日目~3日目)
1日目:異変を感じる
AM8:00、いつも真っ先にご飯を食べるはずが全く食べない。
その日はいつもより寒い日だったため「少し体調が悪いのかな?」と思いそこまで気にする事はなかった。
夜、仕事から家に帰ると朝居た場所と同じところで就寝中。
その日は夜のご飯も食べなかった。
2日目:いつもと違う行動に
今日は朝ご飯を少しだけ食べた。
食事後は部屋のあちこちをゆっくりくまなく歩きまわる。(普段はしない)
呼びかけても反応は薄く、どこかグッタリして元気がなさそう。
夜ご飯は朝と同じぐらい少しだけ食べてハウス内へ。
3日目:食欲不振
この日は朝から全く食べず。
大好きなちゅ~るも骨ガムも全く食べない(気にもしない)ため、「さすがにおかしい」と思いだした。
昼から病院で診察。
症状を伝えレントゲンを撮るも原因は判明せず。
とりあえず「様子見」でその日は帰宅。
病院での診察結果と不安(4日目~9日目)
4日目:お薬と注射
朝起きてみると大惨事に!
嘔吐と下痢が部屋中にあり、身体も震えている。
朝から病院に連れていき、下痢止めの薬とご飯を食べていないので点滴を投与。
いつもと違う先生だったからか「これで様子を見てください」と言われ帰宅。
5日目:改善せず
この日も症状は改善せず。(夜中に何回も下痢していた)
朝から下痢が続き、ご飯も食べない。
ご飯を食べていないため「低血糖」を疑ったが病院からは言われてない。
幸い「ミルク」だけは飲むのであげ続ける。
この頃から部屋の徘徊が無くなり、ベットの下の隅っこで丸まって出てこなくなった。
終始身体は震えていた。
6日目:再度診察へ
1日様子を見ても改善する兆しがなかったので再度病院へ。
今回は血液検査をしてもらったが明確な原因はわからず。
一旦点滴をして帰宅。
この日は疲れたのかすぐに就寝。
7日目:セカンドオピニオン
依然改善は見られず。
本当は今日も病院に連れていきたかったのだが主治医がお休み。
そこで少し離れたところにある別の病院に連れいって意見を聞いてみた。
診断結果は「ヘルニアの可能性があります」だった。
8日目:歩行困難に
昨日の事も踏まえて、今日は朝から病院に連れて行く予定。
いつも通りベットの下から出そうとすると全く出てこない。
仕方ないのでベットを動かして移動するも「立たない!」、正確には後ろ足に全く力が入っていない。
これはいよいよヤバイと思いすぐに病院へ!
CTスキャンからの診断結果は「椎間板ヘルニア」。
この時初めて今まで症状の原因がわかった。
9日目:病院が定休日
本当は前日に手術を受けたかったが、手術は別の病院に連れて行ってる?のかこの日に受けることはできなかった。
手術は明日の朝一に病院に連れて行きそれからになる。
この日は終日、歩くこともできないうちの子の下痢を片付けながら、お尻を拭き、毛についた汚れを落とすためお風呂に入れ、ミルクをスプーンで飲ませることで終わった。
実際に椎間板ヘルニアとわかった後の動き(10日目)
10日目:手術
今日はようやくヘルニアの手術。
朝から病院に連れて行き、数日預かり。
久しぶりにまともに寝た気がする。
(下痢をしはじめてから、夜中も起きておかなければならず、数日間の睡眠時間は2時間程度だった)
Mダックスはヘルニアになりやすい、飼った時に知っていたはずなのに「体重管理」や「滑り止め対策」を怠っていたのも悪かったのだろう。
そんな後悔と「ペット保険に入っていない(更新忘れ)」に絶望しながらこの日は寝た。
リアルにかかった料金と今後の対策費用
初診から手術までにかかった料金
実際に「椎間板ヘルニア」の手術にかかった費用は35万円でした。(入院費等含む)
初診からの分(診察代・お薬・点滴・レントゲン・血液検査・CTスキャン)を含めると全部50万弱ぐらいかかりました。
CTスキャンが5万前後と結構高いのが大きいと思います。
今後の対策と費用
ヘルニアの手術から帰ってくる前に、部屋の対策にとりかかりました。
まずは滑り止め、いままでカーペットは敷いてあったものの、滑ってズレることもあったためフローリングに貼り付くタイプのカーペットに変更。(1万円)
ベットは脚の部分を取り外し、ソファもローのものに買い替えて段差対策を。(2万円)
体重管理のため給餌量を設定できるタイプの給餌器を購入し、適度な運動をさせるためおもちゃも追加しました。(給餌器1万円/おもちゃ数点1万円)
今では(あれから1か月後)
手術から3日後、病院に迎えに行き実費精算。
1か月経った今では前のように元気に走り回っています。
ヘルニアの診断が出た時は「グレード3」、重度の麻痺ですぐに手術が必要な状態でしたが、こうやって前よりも元気になっている姿を見ると治って良かったと思います。
術後1週間程度は激しい運動は禁止されていたため少しストレスを感じていましたが、いまは散歩と追加したおもちゃでストレスはなさそうです。
まとめ
ミニチュアダックスフンドを飼っている以上、「椎間板ヘルニアはいずれかかるもの」と思って準備しておいた方がよさそうです。
滑りや段差対策、体重管理・適度な運動は絶対に忘れないでください。
それでも普段と違う行動が見られたり、食欲不振・下痢や嘔吐などの症状が出た時は早めの受診を強くおすすめします。
最後に、診察結果に不安を持ったら積極的にセカンドオピニオンすることも大切です。
病院は結構お金がかかるため「ペット保険」への加入も推奨します!
手術となると何十万といった大きな金額が出ていくことになります。
ペット保険に入っている少なくともお金の心配はなくなるので、まだ加入していないなら急いで入っておきましょう!
別記事ではおすすめのペット保険も紹介しているのでまだ保険に入ってない方は参考に。